ヴァイオリンってどうして高価なんでしょうか?

Pocket

世の中にはとてつもなく高いヴァイオリンって存在してますよね?

誰もが一度は聞いたことがあるかも知れないストラディバリウスなど少なくても10億円以上とか…

そもそも何でそんなに高価な値段が付くのでしょうか?

世の中には三大名器として、弦楽器ですとStradivari,Guarneri,Amatiが主に上げられます。その息子さんが作ったもの、または弟子が作ったもの、年代によってかなり高価に取引されています。

中でも一番高いのはもちろんA.StradivariとGuarneri del Jesになると思います。

A.Stradivariは2人の息子とともにバイオリン、ビオラ、チェロ、合わせて1116挺制作したと言われています。

その中でもゴールデンピリオドと呼ばれる1700年から1720年にかけた楽器が最も高価な額で扱われています。

でも、その他の年代でも数億円で取引はあるようです。

先日の展示会で飾られていたA.Stradivari

その20年間に作られた楽器かつ、

300年以上も経ちまだ音が出る状態、

木の性質上も300年間という長い年月をかけ乾燥し、

厚さを測る器具も無かった時代に音を叩いて木を削ったと言われていて、

と言った様々な条件を満たして今現在の価値と音はどんなに3Dスキャンをして同じ木の厚さにしても、全く同じものを作ることは出来ないのです。

Stradに限らず、Amatiから始まった師匠、弟子、息子の関係から代々伝わるスキルが伝承され、弦楽器の面白いところは時代がここまでハイテク化し、進化している中、弦楽器の形や作り方は昔からほとんど変わらないというところです!

同じように有名な画家などと一緒で骨董品という扱いになりますね。

また、このようなバイオリンはこの300年間、価値というものが下がらずバイオリン投資というものが成り立つということですね。

自分自身もまだまだ勉強中ですが、色々な名器を拝見するたびに100年以上も残っていて、素晴らしい音がまだ出続けているというのは本当に信じられないと思いっています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です