バイオリンのバスバーとは?

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こんにちは!カポラリです!

バスバーとはご存知でしょうか??

自分はバイオリンを製作するまで一体何なのか、何の意味があるのか、そもそもバスバーというものが付いているのも知りませんでした。

でもとっても重要な役割をしています!

バスバーとはそもそも普段は見ることが出来ないバイオリンの表板の裏に付いているものです。

楽器のサイズ、モデル、製作者によって長さや太さなどが違い音にもとっても影響を与える役割を果たしております。

そして、見えないのにも関わらず、とっても難しい作業でもあります。

表板の表面のアーチに合わせ、完璧にフィットしてからでないと接着することが出来ず、フィットさせるには少しずつナイフで削りはフィット感を確かめ、隙間が無くなるまで作業を続けます。

製作ではとっても難しい作業の一つですが、本題として、そもそも何なのか?

一つの理由としては、表板はとても縦に割れやすい素材で作られていて、その割れに対して防ぐために、微妙に斜めに接着されています。

2つ目の理由としてはバイオリンの中の空洞で音を共鳴させる役割を果たしております。バスバーの位置としても、駒の足の真下に接着されています。その理由としても反対側の足には魂柱が立っていますね!

バスバーと魂柱が駒の下にあることによって弦から伝わった音をバイオリンの中の空洞に伝えていると言われてます!

このバスバーが太かったり、長すぎてしまったりすることで音が振動しにくかったりします。

バスバーもそうですが、魂柱の太さ・キツさ、表面と裏面の厚さ、側面の厚さ、木の乾燥具合、バイオリンの大きさ、全てのバランスが整う事で音の鳴りは変わってきます。

なので、音の良し悪しをチェックする際、色々なチェックをします。

そのバランスを考慮して、昔の製作者は色々と研究をし、製作者それぞれの長さ、太さというの決めています。

修理する際もその楽器を入念にチェックをして新しく作り変えます。

バスバーは表面を開けてみないと見えない部分ですが、バイオリンにとっては欠かせない部分となっております!


魂柱についてなども次回以降説明したいと思います!

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