ニューヨーク・フィルハーモニック

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アメリカ5大オーケストラの一つである、ニューヨーク・フィルハーモニックについてご紹介させていただきます。

ニューヨーク・フィルハーモニックは、アメリカで最も長い歴史をもち、世界的にも最も古いオーケストラの一つです。現在、年間約180回の公演を行い、2010年5月5日には世界的にも類を見ない15000回目の記念すべき公演を行いました。

創立はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と同じ1842年、この年の4月に「フィルハーモニック・ソサエティ・オヴ・ニューヨーク」(Philharmonic Society of New York)が設立され、同年12月7日にユーレリ・コレルリ・ヒルの指揮のもとで初めてのコンサートが開かれました。演目はベートーヴェン第5交響曲、カリヴォダの序曲などでした。

1877年から1891年までフィルハーモニーは、後にシカゴ交響楽団の創設者となるセオドア・トーマスを常任指揮者に迎えました。トーマス在任中の1878年に、ニューヨーク・フィルの強力な好敵手となるニューヨーク交響楽団が、レオポルド・ダムロッシュの手で創設されました。その7年後にダムロッシュが逝去すると、後任には彼の息子であるウォルター・ダムロッシュがニューヨーク響の常任におさまることになります。

ニューヨーク・フィルハーモニックは現在まで演奏のクオリティー等について様々な評価を受けてきましたが、現在のヤープ・ヴァン・ズヴェーデン氏が指揮者に就任してからは、世界におけるその地位をより一層強固なものとしています。

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