ヴァイオリンの側面の豆知識!

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こんにちは!

最近着々とヴァイオリン製作に励んでおります!

前回から少し進み、ブロックの製作が終わって側面を製作致しました!

側面はもともと1枚のピースの木からUpper,C-boat,Lowerで別れ、左右合わせて6枚必要になります。

また、側面の厚さを1.2mmにします!この数字も職人それぞれで1.1mmぐらいがベストではないかと思われます。

側面も薄すぎてしまったら音が透いてしまったり強度がなく、逆に厚すぎると木が振動せず音が鳴りにくい。。。たった0.1mmの違いでかなり音に影響が出るのが側面の部分でもあります。

また側面の高さも一般的には30~31mmですが、ヴァイオリンの表面、裏面の膨らみに合わせてあえて28~29mmに仕上げているヴァイオリンもあります。

モダンイタリアンの楽器など側面が高いものが多いですが、オールドイタリアンなどは側面が低い傾向があります。

側面の高さ、厚さはとても音に重要な部分でもあり、たかが0.1mmの違いでだいぶ変わるのでこれも慎重な作業ですね!

これからコーナーブロックをカットした後に側面を曲げる作業に入るので楽しみです!

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